食堂かたつむり　
小川 糸　著

内容キーワード
「生と死」　「泣ける」　「料理」　「ちちんぷいぷい本屋さん」

本の帯（本のカバーより小さい紙で、キャッチコピーや内容が書いてある紙）に
スピッツの草野マサムネさんと、
ポルノグラフィティの岡野昭仁さんのコメントがあります。

「食べる」ことは愛することであり、愛されることであり、
つまり生きることなんだって改めて教えられる素敵な物語でした。
草野マサムネ（スピッツ）

毎日口にするごはんにこんなに物語がつまっているなんて気がつかなかった。
これからは大きな声で「いただきます」と言いたい。
岡野昭仁（ポルノグラフィティ）

これだけでも読みたくなるでしょ。

しゃぼん玉　
乃南 アサ　著

内容キーワード
「文庫」　「泣ける」　「切ない」　「サスペンス」

親からも見捨てられ、通り魔や強盗障害を繰り返す
無軌道な若者・伊豆見翔人は、逃亡途中で宮崎の山村にたどり着く。
成り行きから助けた老婆スマの家に滞在することになった翔人は、
近所の老人シゲ爺の野良仕事を手伝ううちに村の暮らしに馴染んでいくが…。
現代の若者の“絶望感”をこまやかな心理描写で描き出す傑作長篇サスペンス。
（「ＢＯＯＫ」データベースより）

一応サスペンスって書いてあるから、サスペンスとしましたが、
推理小説って枠ではないですね。

流星の絆　
東野 圭吾　著

内容キーワード
「原作本」　「ドラマ化」　「推理小説」
「家族」　「サスペンス」　「切ない」　「恋愛」

星を見に出た功一、泰輔、静奈、３人の兄弟。
帰宅し目にしたものは、父母の惨殺された姿でした。

兄弟３人でひっそりと生きてきたのに、立て続けに詐欺に遭ってしまいます。
そして生きるため、妹の静奈の美しさを利用した詐欺をすることに。
１４年の月日が流れ、詐欺のターゲットにした相手が、
両親殺害の日、見かけた人物に似ていることに気付きます。

２００８年１０月からの連続ドラマ原作本。
宮藤官九郎さんの脚本、嵐の二宮くん、関ジャニ錦戸くん、戸田恵梨香さんが兄弟役です。
１０月には「ガリレオ」の映画版『容疑者Ｘの献身』も公開されます。東野圭吾祭だ。

東野圭吾さんの作品は、推理小説の中に人間ドラマが描かれています。
どっかしら切ない話だったり、悲しい話が多い。
読んだことない人は、読んでみてほしいなぁ。人気作家の理由がわかりますよ。

コスプレ幽霊紅蓮女　
上甲 宣之　著

内容キーワード
「文庫」　「原作本」　「ドラマ化」　「ミステリー」　「怖い」

内容に「怖い」と入れてますが、あまり怖い話ではありません。
ただ、都市伝説が出てくる話なのです。

主人公は、小学校教師。（ドラマでは高校教師。）
無気力で、人づきあいが下手。

でも妙な趣味を持っています。
コスプレをして、街を徘徊。
そして通りがかりの人を驚かす。

コスプレをしているときと、していないときは、性格も違う彼女。
怪奇スポットを巡り、他人を怖がらせる彼女が、
事件に巻きこまれ、そして立ち向かう話です。

きみのためにできること　
村山 由佳　著

内容キーワード
「文庫」　「原作本」　「映画化」　「恋愛」

この本は、文庫の発売が１９９８年。（単行本は１９９６年）
映画化されたのも、１９９９年。
発売からはずいぶん時間が経った本です。

内容は、新米の音声技師（テレビなどの音声さん）が、
幼馴染の彼女と、あこがれの女優の両方を好きになってしまう話。
彼女とは電話ができないので、メールでやりとりをしています。
職場にいる魅力的な女優にも心を動かされます。

ちょっと古い作品なので、
今みたいにみんなが携帯を持っててメールしてて
その上定額料金で話ができるなんて時代じゃないわけです。

でも内容的には今でもわかるなぁ、ってところはあると思うよ。