2024 11,24 06:35 |
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2008 06,05 10:00 |
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あなたを忘れない
和佐田 道子 著 内容キーワード 「原作本」 「映画化」 「泣ける」 日韓共同制作の映画の原作本です。 事実をもとに制作したフィクション映画です。 泥酔した日本人が線路に転落し、 それを韓国人留学生が助けようとして、この世を去りました。 その時の話をもとに製作されています。 『恋空』。 みなさんのほとんどがその小説のタイトルを知っていると思います。 知らない人のために。 『恋空』は、映画化もされたケータイ小説。 「事実をもとにしたフィクションです。」 フィクションというのはわかりますか? 事実とは異なるということです。現実ではないということです。 みなさんの間ではまことしやかに語られる「あれは本当の話だ」というのは間違いです。 作者のサイトにもはっきりと「実話をもとに」と書かれています。 全部が本当じゃないですよ、っていうことです。 事実をもとにした、ということと 現実に起きた、ということは全く違います。 すべてが現実になかった、というわけではありません。 脚色、おもしろくするための工夫がされている、ということです。 この本も「事実をもとにしたフィクション」ですから、 駅に転落した人を救おうとして亡くなった韓国人留学生が 実際に存在したのは確かです。 その同じ現場で、「日本人カメラマン」も転落した人を救おうとしました。 しかし作中には、その存在は描かれていません。 この本はフィクションですから、物語として読んでほしいのです。 映画も同様です。『恋空』も同様です。 本当のことじゃないから、感動できなくなるから、本当にあったのだと思い込む。 それだけはやめてください。 物語はフィクションとノンフィクションがありますが、 その作家、監督等によって表現は違います。 ただ、事実に忠実に作ろうとすることと、そうでないものには確実に差があるのです。 それは読者や観客からしたら、ほんの少しの違いかも知れません。 わざわざ言わない方がいいのに、と思うかもしれません。 でも知っていてほしい。 それをきちんと区別して判断できるようになっていてほしいです。 |
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