2024 11,24 04:46 |
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2008 06,05 08:47 |
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『図書館戦争』を読んでみました。
『図書館戦争』では「知る自由」の権利を守るために 図書館に併設された“図書隊”っていう自衛隊のようなもので権利を守ります。 だからちょっと図書館の話を。 今、日本は法治国家で自由民主主義の資本主義国家です。 だから思想の自由ってのが保障されています。 この国で生まれて育った平和な私たちには 思想の自由、知る権利がない国ってのは想像することしかできません。 考えを統制する(誰かにコントロールされる)ってのは想像以上に恐ろしいことです。 それも知らないうちに。そしてそれを脱する術を持てない。 今みんなが学んでいる世界史のなかにも日本史のなかにも その恐ろしさは史実(歴史的な事実)として書いてあります。 日本でも検閲ってあったね。一番近いのは大戦中ね。 そして今も国民に検閲行為を行っている国はあるよ。 検閲(権力のある人、国家、または団体が情報をコントロールすること)で、 国民それぞれに知る自由がないってことは、 自分の中の常識がだれかによって都合のいい常識にされるってことだよ。 だから知ること、学ぶことの自由が保障されるってことは本当に素晴らしいことなんだよ。 (いや、いい仕事に就いてるね、私。うん。) 昔々図書館は「文庫」という名で呼ばれ、有料でした。 時代によって名前は違ったけどね。 最古の図書館は「芸亭」ね。 勉強するのにお金がいる。 でもお金がないと学べないとしたら、それはもともとの生まれ育ちで 一生のほとんどが決まってしまうことになる。 勉強っていうのは、学校の成績だけじゃないよね。 歴史を知ったり、自分とまったく違う人間の存在を感じたり、 芸術を知ったり、音楽を知ったり、考え方を知ったり。 それができないってことは(検閲行為によって阻害されることで) 自分の適性とか関係なく、人生は生まれた家に左右されるってことになるよね。 ま、家業を継ぐのが悪いわけじゃないけどさ。 学ぶことが「お金がないとできない」としたら。 自分の親にも兄弟にも子どもにも、教えることはできない。 だってもともと持ってない。そして知識を得るのにはお金がいる。 それが普通で、当たり前になってしまう。 知識がないなら肉体をつかう。 肉体を使った仕事ってのも素晴らしい仕事です。 でもそれが選べないとしたら。 体が丈夫じゃないなら、貧乏なままだ。 最初の無料図書館は、アメリカで始まりました。 暴力で誰かから何かをうばったりしなくても 自分の力で学び、何かを得ることができ、それを選び、財産にできる。 その選択の自由を守るための手段のひとつとして図書館があるのです。 だからみんなの図書館は利用者みんなで大切にしてほしいなと思ったりしてます。 まぁ学校図書館の定義は、『図書館戦争』でも出てきてたように 公立図書館とはちょっと定義が違うんだけどね。 まぁ図書館は「貸本屋」ではないってことだけは確かだ。 『図書館戦争』自体は・・・・。 まぁ中小レポートとか予算とか結構たくさん取材したり調べてはんなぁ・・・と思ったけど、 あまりにど真ん中直球恋愛モードで、読んでいて変な汗が出てきました (ナゼ) 郁が柔道で道上にドロップキックくらわしたところが笑えました。 |
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