怖い絵　
中野 京子　著

内容キーワード
「怖い」　「絵画」

美術というのは、選ばれたものや才能のある特異なものがやるもの、
と日本では思われている。

しかし、本来の“絵画”は、とても身近で自由なものです。
そして歴史の中にあって、シンプルに考えればいいものです。
高尚なものだと思う必要などないのです。

なんだか気味が悪いと思う絵のことを、立派な人や偉い人が褒めていても、
自分が嫌だと思ったら、それはそれで正しい答えです。

絵画のことをもっと知ると、ホラー映画ばりに恐ろしいメッセージがあったり、
この絵を描いた人、エグいなぁと思ったりできるでしょう。
特徴のある絵、怖い絵ばかり集めた本を読んでみましょう。
わかりやすい説明とともに読めば、もっと絵画に興味を持てると思いますよ。

画家の手もとに迫る原寸美術館　
結城 昌子　著

世界史の図録や、本の中にある絵画。
大きいものは、十何メートルのものもあります。

実際の大きさは、本に収まるほどではないので、
大きな絵画は、至近距離で見ると意外と大まかに描いてあったりします。
おんなじ色に見える場所も繊細に微妙なタッチの色使いのものがあります。

有名な絵画を、実際の大きさで本に載せてあります。
絵画の全体像と、切り取った場所を示してあるので、
実際の絵画を間近に見ると、新鮮な驚きがあるでしょう。

あまりにも有名な絵を見に行こうとすれば、時間とお金をかけて海外に行く必要がありますが、
この本があれば、世界中にちらばっている素敵な美術品の存在を少しだけ知ることができますよ。