2024 11,24 13:29 |
|
2008 08,02 23:09 |
|
乳と卵
川上 未映子 著 内容キーワード 「家族」 「悩み」 「女の子向き」 「関西」 「ちちんぷいぷい本屋さん」 東京に住む主人公のところに、姉が娘を連れてやってきます。 豊胸手術をするために。 そして姉の娘、つまり主人公からすると姪ですが、 一言もしゃべらなくなっています。 関西弁で綴られた会話などには親しみが持てるでしょう。 しかし、これは「女子」に対しての考え方とか書いてあるので、 ちょっと男の子が読むには、抵抗がある作品だと思います。 1月24日と3月13日に「ちちんぷいぷい」本屋さんのコーナーで紹介されました。 たまたま西君(MBSアナウンサー西さん)が紹介していたのを見てたんですが、 句読点が特徴的なので、黙読してください と、テレビなのに文字だけが画面に映されているちょっとおもしろい時間でした。 芥川賞受賞作品なので、ちょっぴり癖がある、あくの強い作品かもしれませんね。 神様のボート 江國 香織 著(江国香織) 「女子力」というか、女の子の「女ゆえの考え」。 女子って結構そういうのに敏感ですよね。 女を武器にしている女は嫌い。でもちょっとうらやましい・・・、みたいなね。 そこは絶対口にはしないし、本当に嫌悪感もあるんでしょう。 ちょっと毒舌に聞こえるかしら。 この神様のボートは、母と子の視点で交互に語られます。 引っ越しを繰り返し、誰かと仲良くなったりするのを避ける親子。 それは母が父を待っているから。 骨が溶けるような恋をしたという母。 そして引っ越し続ける自分を父が見つけてくれるのを待っています。 その母について引っ越すしかない娘。母のことを冷静に見ています。 母は娘を宝物だというけれど、母である以上に恋する女である母。 江國作品を高校生が読むなら、読みやすい本だと思います。 |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |
忍者ブログ [PR]
PR |