四畳半神話大系　
森見 登美彦　[著]

内容キーワード
「大学生」　「笑える」　「難読」　「文庫」

私は冴えない大学3回生。
バラ色のキャンパスライフを想像していたのに、現実はほど遠い。
悪友の小津には振り回され、謎の自由人・樋口師匠には無理な要求をされ、
孤高の乙女・明石さんとは、なかなかお近づきになれない。
いっそのこと、ぴかぴかの1回生に戻って大学生活をやり直したい！
さ迷い込んだ4つの並行世界で繰り広げられる、
滅法おかしくて、ちょっぴりほろ苦い青春ストーリー。
（「BOOK」データベースより）

廃墟と見間違うような下宿の四畳半の部屋に住み、
勉強もせず、体も鍛えず、もちろん色恋沙汰には無縁な大学生。

それもこれも大学一年生の時に選んだサークルが間違っていた。
そしてそのサークルで出会ったぬらりひょんのような風体の小津のせいだ。


そうやって自分の自堕落を周りのせいにしたり、
周りの色恋沙汰の邪魔をしたり。
どう考えてもこんな大学生は相手にしたくない。

それでも登場人物にはにやりと笑ってしまう。
そしてちょっとだけ可愛らしいと思ってしまう。
巻き起こす、そして巻き込まれる事件には自分も加担したいと思ってしまう。
ちょっと不思議なことも巻き起こる、そんなお話です。


ちょっと読みにくいかもしれませんが、くだらなくて笑えます。