2024 11,24 10:16 |
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2008 10,28 23:27 |
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ハネムーン
吉本 ばなな 著 内容キーワード 「文庫」 「恋愛」 「読みやすい」 「家族」 「切ない」 家が隣同士の幼馴染のまなかと裕志。 2人は18の時に籍だけ入れて、結婚します。 それは恋愛というより、友情に近いような感覚で。 裕志のおじいさんが死んでしまって、 アメリカに行って音信不通だったお父さんが 裕志を引き取りたいと言ってくる可能性があったから。 毒を含むほどのドラマチックな恋愛ではないけれど、 誰かを大事にしたくなるようなお話です。 この本もそうだけど、よしもとばなな(吉本ばなな)さんの本には、 別れと、それと向かい合っての再生が描かれています。 死による別れだったり、距離による別れ。 その別れの悲しみを、忘れてしまうのではありません。 静かに丁寧に、いつでも取り出せるように。 自分の中でだったり、誰かとだったり、儀式のように悲しみと向かい合います。 何気ない日常も目線を変えれば、 音楽のように、アートのように鮮烈でドラマチックだと思えるような本ですよ。 |
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