あらしの前　
ドラ・ド・ヨング　作 : 吉野 源三郎　訳

内容キーワード
「家族」　「歴史」　「戦争」

オランダの片田舎に住むファン．オルト一家は、
平和に楽しく暮らしていましたが、ある日突然、ナチス軍が侵入してきます。
恐ろしい戦争は、信頼と愛情に結びついた家族にも暗い影をおとします。
（岩波ブックサーチャーより）

中立を保ち、平和を守っていたオランダ。
そこに第二次世界大戦が、平和をなぎ倒しに、あらしとして襲いかかります。

平和だった国、仲の良い家族が、戦争という大きな力により
嵐のような大きな大きな暴力に巻き込まれていく話です。

とても読みやすい本だと思います。
戦争と聞くと漠然としすぎていて、「戦争」というワードとして捉えがちだけど、
ひとりの人、ひとつの家族として考えてみてください。

平和を守ろうとしても、圧倒的な嵐がやってくることを想像してみてください。