証言沖縄「集団自決」 : 慶良間諸島で何が起きたか　
謝花 直美　著

内容キーワード
「生と死」　「新書」　「社会」　「歴史」　「戦争」

慶良間（けらま）諸島での集団自決について書いた本です。
集団自決だなんて、考えただけで恐ろしいよ・・・。

戦争を知らない人たちが、集団自決を強要しただのしてないだの、
ああいう論争を経験者はどんな気持ちで聞いているんだろうか、
と思うことはあっても、やっぱり私たちは戦争を知りません。

それをわざわざ知ろうと思うか、と言われれば、
実はそんな気合いはなかなか生まれません。

だから「教科書」への集団自決記載の問題や、
終戦記念日のある夏の日に、できれば読んでほしいと思います。

ただ・・・岩波新書手ごわいんだよねー。
遠い場所で気の遠くなるほどの昔に起こったような気がしてしまいますが、
おじいちゃん、おばあちゃんが経験した身近なもので、
この星のどこかで今も起こっているのが「戦争」です。

知らなくても生きていけるけど、知らないままでいるのもなんだか淋しいと思うんだよね。