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2008 08,31 17:15 |
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床下仙人 : 新奇想小説
原 宏一 著 内容キーワード 「短編」 "現代版カフカ"と帯にあるのですが、カフカって知ってます? ある日起きたら虫になってた、っていう とんでもなく不条理な『変身』という話を書いた作家です。 『床下仙人』の発行は、1999年。文庫が2001年。 それなのに今売れている理由。 ある本屋さんがPOP(ポップ : 本屋さんが本の紹介を書いた小さい紙)に 「これが面白くなくてなにが面白い」と書いたところから爆発的に売れました。 最近本屋さんのPOPの力って見直されてるよね。 「家の中に変な男が棲んでるのよ!」念願のマイホームに入居して早々、妻が訴えた。 そんなバカな。仕事、仕事でほとんど家にいないおれにあてつけるとは! そんなある夜、洗面所で歯を磨いている男を見た。 さらに、妻と子がその男と談笑している一家団欒のような光景を! 注目の異才が現代ニッポンを風刺とユーモアを交えて看破する、“とんでも新奇想”小説。 サラリーマンの話が5編。どちらかと言うと大人向けですね。 現代版カフカってのは、ちょっと違う気もするけれども。 星新一が好きな人、ちょっとシュールでブラックな話好きな人におすすめ。 ため息の時間 唯川 恵 著 内容キーワード 「短編」 「大人の恋」 大人の恋愛を、こんなに上手く言いきってしまうか。 そう思わされずにいられないのは唯川恵さん。 女のずるさや、したたかさ。計算と駆け引き。 そういうものをトータルでとても上手く書いてある。 著者は一体どんな人なんだろうと思わずにいられなくなるような切り口。 この短編集も大人の恋なんだけれど、男目線から書かれた話。 短い話が9編収録されています。 タイトルも素敵。だらだらと甘い恋愛小説に飽きた人におすすめ。 |
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