四つの嘘　
大石 静　著

内容キーワード
「文庫」　「原作本」　「ドラマ化」　「切ない」　「大人の恋」

先日最終回を迎えたドラマの原作本です。

高校時代の同級生４人。詩文、満希子、ネリ、美波。
詩文は美波（みわ）の彼氏を奪い、結婚するが、その後離婚。
離婚後、詩文の元旦那が、美波とフェリー事故に遭い二人は亡くなる。

それをきっかけに、それまで交流のなかった残された３人の運命が回り始める。

この話はドラマでは、さらりと終わっていましたが、
原作はもっとドロドロしています。
女同士での嫌われる要素だとか、狡猾さ、裏切り、嫉妬。
まぁこれも昼ドラ要素好きな人が読んでください。

アジアンタムブルー　
大崎 善生　著

まぁこれも本来大人が読んだほうがいいんじゃないの？と言われる作品ね。
主人公は大人の雑誌の編集者。
物語自体は、愛した人との別れ。
もういなくなってしまった妻はカメラマンでした。

タイトルの“アジアンタム”ってのは植物の名前です。
アジアンタムは、とてもデリケートな植物で、一度元気がなくなると、
それを再生させるのはとても難しい。

高校生が読む作品は、健全で夢があってまっすぐなものであって欲しい、
ってのが大人の意見だと思いますが、
それって「いつまでも子どもでいてほしい」って感じがしちゃうね。

いろんな作品を、それぞれのタイミングで読んでみてください。