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2008 09,13 09:39 |
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卵の緒
瀬尾 まいこ 著 内容キーワード 「文庫」 「小学生」 「家族」 「悩み」 「切ない」 「感動」 僕は捨て子だ。 その証拠に母さんは僕にへその緒を見せてくれない。 代わりに卵の殻を見せて、僕を卵で産んだなんて言う。 それでも、母さんは誰よりも僕を愛してくれる。 (文庫裏表紙より) 主人公は小学校4年生。 僕は捨て子だ、って思ったことありませんか? 私は思ってたなぁ。そしてお金持ちの誰かが私を迎えに来るのだ。 そう思ってはみたけど、実際はもちろんお金持ちは迎えに来なかった。 切ないけれど、あったかい気持ちになれる本です。 『卵の緒』のほかに一編。異母姉弟となった家族の話も載っています。 夏の庭 : The friends 湯本 香樹実 著 小学校6年生の3人組が、人の「死」に興味を持ち、 もうすぐ死にそうだと勝手に予測したおじいさんのことを、観察する話。 3人の近所に住んでいるおじいさんは一人暮らし。 もうすぐ死ぬだろう、と勝手に考えて観察するところとか、 小学生っぽいなぁと思ってなんだか憎めない。 登場するおじいさんの家を観察していたら、 おじいさんの家の塀際にあるゴミが臭くてかなわない。 そして3人は勝手にゴミ捨てをしていたら、おじいさんに見つかり怒られる。 なんだよ、良いことしてやったのに!なんてジジイだ!と 腹を立てたりしているのだが、3人組は「死ぬだろう」と勝手に予測しているわけで。 小学生が悪いのかジイサンが悪いのか・・・。 とても読みやすい本です。 「誰かが死ぬから悲しい」本、というわけではありません。 切なくて、でもあったかい気持ちになれる本ですよ。 |
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