2024 11,24 03:42 |
|
2009 01,22 10:17 |
|
ミノタウロス
佐藤 亜紀 著 内容キーワード 「難読」 「バイオレンス」 「戦争」 二十世紀初頭、ロシア。人にも獣にもなりきれないミノタウロスの子らが、 凍える時代を疾走する。―文学のルネッサンスを告げる著者渾身の大河小説。 (「BOOK」データベースより) 舞台は1900年代のウクライナ。 幼少期の親父は、農場から農場を渡り歩く日雇いの労働者。 そして丁稚(でっち)から一夜にして農場主になりました。 そんな父親を持ち、何不自由なく暮らしてきた息子。 革命の時が訪れ、家族を失い、徐々に転落してゆく人生。 物語の中で、次々と命が消えていきます。 主人公の目線で語られる文章なので、世界史が苦手なBibliothekarinには少々辛い。 ロシアが舞台なので、呼び名が変わったりして、少々読みずらいですが、 物語にはぐいぐいと引き込まれます。 吉川英治文学新人賞受賞。07本の雑誌年間第一位の2冠。 土の中の子供 中村 文則 著 私は土の中で生まれた。親はいない。暴力だけがあった。 ラジオでは戦争の情報が流れていた。第133回芥川賞受賞作。 (「BOOK」データベースより) 両親に捨てられ、養父母に暴力を受けた主人公。 土の中からでてきた子供。 暗く悲しい過去から逃げることはできず、大人になった今も続く。 芥川賞・・・・。明るくて笑いだしたくなるような作品は選ばれないなぁ・・・。 重くて悲しい話ですが、耐えられる人は挑戦してみましょう。 |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |
忍者ブログ [PR]
PR |