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2009 01,25 14:56 |
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エイプリル : 詩集
銀色 夏生 著 内容キーワード 「詩」 「文庫」 「読みやすい」 「切ない」 「恋愛」 「友情」 「写真」 恐ろしいことに、詩集をほとんど蔵書していないことに気づき、 さらに恐ろしいことには、 そのことに気付くのにやたらと時間がかかったこと。 そして、詩集になんて全く興味のない人生を送ってきたということ。 詩がよくわからないという人や、読んだことのない人は手に取ってほしい。 写真集とも呼べる綺麗な詩集です。 その中の一編を。 (『エイプリル』p150より) 「最後の春」 ありがとう さようならと いつまでも言えなくて いつまでもふざけて 帰る時間をのばしてた でも時間は過ぎて 夜になって だれもはっきりとは言わなかったけど 別れの時が近づいてた たのしかった 忘れないでと どうしても言えなくて いつまでもそれを避けて 帰る時間をのばしてた でも時間は過ぎて 夜になった 本当に帰る時が来た じゃあまたねってだれもが いつものように気だるそうに手を振ったけど もうこれからはいつものようにすぐには会えなくなることを みんなみんな知っていた 最後の春 別れ別れになっちゃう春 (以上『エイプリル』より引用) 「2枚の鏡」、「言い残したこと」、「励ます」なんかが好きです。 月夜にひろった氷 銀色 夏生 著 他にも銀色夏生さんの詩集があります。 『月夜にひろった氷』は写真なしバージョンです。 単行本では1987年に発売された詩集。初期の詩集です。 ちなみに銀色夏生さんは女性です。 未完成のパズル 大野 靖之 著 まっすぐな言葉を伝えたい。「歌う道徳講師」の初の詩集。 (「BOOK」データベースより) 大野靖之さんは、学校でライブを行うシンガーソングライターです。 メディアで取り上げられたこともあります。 学校でライブしているから真面目だとかつまらないということはありません。 詩集として手にしてください。 小説とはまた違う、詩のよさを感じてみましょう。 |
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