なによりも大切なこと　
あさの あつこ　著

内容キーワード
「読みやすい」　「エッセイ」　「青春」　「泣ける」

『バッテリー』や、『テレパシー少女「蘭」事件シリーズ』の原作者
あさのあつこさんの書かれた小説中に
登場したセリフや文章を一冊の本にまとめられた本です。

都合のいいときには大人扱いされ、
そしてまた都合よく子ども扱いされてしまう１０代。
誰もが敵に見えたり、自分自身も揺らいでしまう。
それでも確実にその時間は素敵な時間なのです。

分類するとエッセイと呼べるでしょうか。
読みやすいし、あさのあつこさんＦＡＮは必見ですよ。

あなたの涙そうそう　
もうひとつの涙そうそう
ＴＢＳ「あなたの涙そうそう」プロジェクト　[編]

ＴＢＳで放送された「涙（なだ）そうそう」プロジェクトという
特別番組として放送されたものをまとめた本です。
視聴者から集められた“涙”の思い出。

「涙そうそう」というのは、沖縄の方言で、
「涙がとめどなく流れる、ぽろぽろ止まらない」という意味です。

大切なことって、気をつけていないと忘れてしまう。
あまりにも忙しい日常や、変化の多い毎日に、
あっという間に「あたりまえのこと」を忘れてしまいます。

戦争で大切な人を失った人の悲しみは、６０年経っても消えません。
自分を愛してくれた人の思い出は、どんなに時を重ねても消えません。

大切なことは失ってから気づく。
それはわかっていても。
目の前にあるものに感謝できることばかりではなく、
手のひらからこぼれてしまったものが戻らないことの方が多いのです。

大切な人に、感謝の言葉を。
照れくさくても、きっかけなんてなくても、
「ありがとう」と、「大切です」と言いたくなるような本です。