飛ぶ教室　
ケストナー　著 ; 丘沢 静也　訳

内容キーワード
「文庫」　「家族」　「青春」　「友情」　「クリスマス」

ちょっと真夏に紹介するには時期外れかもしれません。
飛ぶ教室というのは、ジョニー達がクリスマスに上演する芝居のタイトル。

ジョニーたちは１０歳から入学する９年制の中高等学校の生徒だ。
そしてその学校の５年生だから、１４歳ってことになる。

孤独になってしまったジョニー、弱虫ですぐいじめられてしまうウーリ。
読書家セバスティアン。正義感が強く勇気のあるマルティン。
大食いであまり賢くないマルティス。
素敵な５人組以外にも、禁煙さんや正義さんというあだ名の大人が出てくる。

５人の少年の物語。
そしてクリスマスまでの物語である。
冒頭（まえがき）は作者ケストナーと母の言い争い。
第一章から読み始めてもいいけど、最後まで読むなら、
やっぱりまえがきから読んでほしい。さらりと、でいいから。

光文社古典新訳文庫の『飛ぶ教室』。
ドイツの作家、ケストナーの代表作です。

読み慣れるまでちょっと難しいかもしれないけど、
寄宿舎に住む５人組の成長と友情を読んでみてください。