あの空をおぼえてる　
ジャネット･リー・ケアリー　著; 浅尾 敦則　訳

内容キーワード
「文庫」　「映画化」　「原作本」　「家族」
「泣ける」 　「生と死」　「切ない」　「感動」

妹と出かけ、交通事故にあってしまったウィル。
ウィルは命をとりとめますが、妹は死んでしまいます。

ウィルは死んでしまった妹に手紙を書きます。
家族が悲しみにくれていること。なんとかしようと思うこと。

元気づけようとするウィルに対しての両親の態度は、
死んでしまったのは妹よりも僕のほうがよかったのか、とさえ思わせます。

日本版として映画化もされました。
手紙形式のとても読みやすい文章で書かれています。
読書が苦手な人にもおすすめ。

青空のむこう　
アレックス・シアラー　著 ; 金原 瑞人　訳

『あの空のおぼえてる』は、残された家族側からの話ですが、
『青空のむこう』は、死んでしまった側からの視点です。

交通事故で死んでしまった少年。
彼は死者の行く世界にいけません。
この世に心残りがあって、幽霊となって戻ってきます。

自分の姿は誰にも見ることはできません。
そこで自分のいなくなった世界にいる友人や家族を見ます。

アレックス・シアラーさんは、とても人気のある児童文学作家。
その中でもとても人気のある作品です。
読みやすくて面白いと思いますよ。
泣きたいときにもお薦め。